世界各国の地熱資源量と比較して、日本では世界第3位(※当社調べ)という豊富な地熱資源に恵まれております。私たちはこの豊富で年間を通じて安定的に生産できる純国産の再生可能エネルギーである地熱エネルギーを活用していき、地熱から生み出される熱水を効果的に活用し、地元地域に還元できるような農業・養殖業などを行い、地域活性事業を展開していきたいと考えております。私たちは地域の方々との「共存共栄」を第一に考え地熱事業を進めてまいります。
熊本県小国町で県内最大級の地熱発電所が稼働!
2024年3月1日、熊本県阿蘇郡小国町大字北里地域において、町おこしエネルギーグループ初の地熱発電所「小国町おこしエネルギー地熱発電所」が運開いたしました。熊本県内では最大級規模の4,990kWの地熱発電所となります。
開発にあたり、まず当社が尽力したのが、地元住民や温泉業者の方々のご理解とご賛同を得ることです。当社は地域活性と地域との共存共栄を理念に掲げ、ただ単に開発を行うだけでなく、地域のためになる事業として、地熱から生まれた熱水を利用した農業事業や養殖事業などを計画しております。
自社オリジナルの設計・開発、自走式掘削機!
弊社では、日本初導入になる、自社オリジナル設計で開発した「自走式掘削機」を、地熱掘削調査のヒートホール調査などで使用しております。これまで通常のヒートホール調査では櫓の組み立て、掘削機の搬入、敷地内の造成など重い機材を運ぶため、林道の補強や造成など掘削工程の準備段階でも大幅に時間と費用がかかっておりました。
弊社開発の「自走式掘削機」の場合、櫓がいりませんので基礎工事や機材搬入が不要、さらにコンパクトに折りたためるためコンテナにて移動が可能です。林道などの傾斜や悪路でも自走して掘削地点へ移動できるため、調査掘削工程の大幅な時間短縮が可能となりました。大型車両では入りづらい場所でも調査掘削が可能となります。また、安全面でも専用のBOP(暴噴防止装置)を取り付けております。
現在では掘削業者も限られる中、地熱開発において、地下の調査時間の短縮、調査掘削の人件費・コスト削減を可能とすることができました。